さてさて、石見銀山遺跡の龍源寺間歩(銀山坑道)を観光したら、次は石見銀山周辺の町並みの観光です。
本記事は、石見銀山遺跡の旅行記パート2/2になります。下記リンク先の石見銀山遺跡の龍源寺間歩(銀山坑道)の記事を読んでから読むことをおすすめします。
参考【日本の世界遺産】島根県の石見銀山遺跡に一人旅してきた!/龍源寺間歩(銀山坑道)編
石見銀山遺跡のメイン観光スポットは「龍源寺間歩(銀山坑道)」なので、石見銀山周辺の町並みは地味めです…。
ただ、当時のままの町並みを維持しているのを考えると、それはそれで貴重かなと。
要するに、街全体が1923年(石見銀山で銀が掘られなくなるまで)のままなわけですから、ちょっとしたタイムスリップ感を味わえます。
まずはサラッと石見銀山遺跡についてのおさらい
石見銀山遺跡について

世界遺産の登録対象 | 石見銀山遺跡とその文化的景観 |
世界遺産に登録された年 | 2007年 |
世界遺産の種類 | 文化遺産 |
場所(都道府県) | 島根県 |
最寄り駅(JR) | JR広島駅から石見銀山行きのバスに乗車 |
石見銀山遺跡の武家・町家・代官所を観光してきた感想
まずは武家・町家・代官所ゾーンの確認
さて、石見銀山の龍源寺間歩(銀山坑道)を観光してきたら、まずは借りていた自転車をレンタル自転車屋さんの「弥七」に返却します。
「弥七」は、上写真「B」地点の右下あたり、大森バス停の近くにあります。
で、「B」地点から右側の「A」地点までが武家・町家・代官所ゾーンになります。
「B」地点から「A」地点までは、「B」地点から龍源寺間歩の「C」地点までとは違い、ずーっと下り坂です。楽ちんです。
当時の風景がそのまま残った、古風な町並み
武家・町家ゾーンに建っている家は、今もほぼ当時の外観のままです。
原爆ドームのように、当時の建物を保全して残してあるというわけではなく、実際にこれらの家々で人が暮らしています。
都会暮らしの人には珍しい景色かもしれませんが、田舎暮らしの人にとっては、そこまで新鮮な景色ではないかな…とは思います。
が、一応この町並みも世界遺産として登録されているので、まぁ見ておいても損はないかと。
神社やお土産屋さんがあるけれど、龍源寺間歩を観光した後は正直つらい…
武家・町家・代官所ゾーンには、上写真の様な神社がいくつかあるのですが…
正直、1〜2時間かけて龍源寺間歩まで観光してきた人が、さらに神社の階段上がって拝観するのは大変でしょう。
少なくとも、私の足腰にとってはハードだったのでスルー…。
全部見てたらきりがありませんし、最終バスの時間も迫ってます。取捨選択していきましょう。
ハッキリ言って、龍源寺間歩(銀山坑道)を見たら、もう石見銀山遺跡を観光したと行っても過言ではないですからねw
残りの観光は流し見でもOKです。
神社をスルーしてトコトコと坂道を降っていくと…
レストランもありますので、休憩したい方はどうぞ。
自販機を見かけなかったので、食事と合わせて水分補給もしっかりしておくといいかと思います。
それでも一つは神社を見ておこう
武家・町家・代官所ゾーンにある神社は、全部見なくていいといいましたが、それでも1〜2つは見ておくといいかと思います。
私はこの気になる坂道の上にある神社に行ってみました。
ふむ。完全にボスキャラいるイメージです。
大丈夫かな…。
今ある装備といえば、デジカメとペットボトルぐらいしかないですからねぇ…
リチウムイオン電池に水ぶっかけて、ボスキャラにぶつければ上手い具合に爆発…なんてことにはならんでしょうし…
(まさか、動かないよね…)
はい、全然普通の神社でした。
正規ルートに戻りましょう。
代官所ゾーンに「石見銀山遺跡資料館」発見
さて、武家・町家ゾーンを抜けて、代官所ゾーンの末端付近まで来ました。
ここに…
「石見銀山遺跡資料館」があります。
一応記念ですからね、入館料500円を払って見ておくことにします。
資料館の中には、石見銀山で採れた銀を使ったお金(銭貨)や…
石見銀山から発掘された様々な鉱石が展示されています。
当時使われた道具も展示されています。
歴史好きの方、鉱石好きの方は、見ておいてもいいかもしれません。
まぁ、そこまで凄いものが展示されているわけではないので、時間がない方や歴史にそこまで興味が無い方はスルーしてもいいかと思います。
代官所ラストゾーンの神社にある「龍の絵」をみて、石見銀山遺跡観光完了!
代官所ゾーンのラスト地点には、立派な神社があります。
武家・町家・代官所ゾーンに点在している神社は無視していいといいましたが、一つだけ見るとすれば、最終地点の「城上神社(きがみじんじゃ)」を見るのがおすすめです。
石見銀山遺跡の山頂側の末端が「龍源寺間歩(銀山坑道)」で、山のふもとの末端が「城上神社」になります。
両端を見ておけば、間にある神社をするーしても、石見銀山遺跡観光を堪能したといっていいでしょう。
城上神社の締め縄は結構立派です。
が、見ごたえのあるのは神社の中の「天井」です。
なんと城上神社の天井には…
大きな龍の絵が飾られています。
この龍は、"雨を降らせる"伝説の龍で、龍の周辺に家紋を飾ることで「大火が起こらぬように」との祈りがこめられているそうです。
参考:鳴き龍にこめた人々の祈り~【城上神社】 | 石見銀山通信
要するに厄除けですね。
石見銀山遺跡観光から怪我なく安全に帰宅するためにも、最後は城上神社の龍を見ておきましょう。
おまけ:ドイツのパン屋さん「ヒダカ」のパンが絶品!絶対食べるべし!
代官所ゾーンにベッカライ・コンディトライ・ヒダカというドイツパンのパン屋さんがあるんですが、ここのパンが超美味しかったです!
ヒダカの店内はこんな感じ。
素材を活かす系、全粒粉系のパンがたくさんあります。私好みです。
私は「キャベツと大山ベーコンのパン」と「ブレッツェル(プレッツェルではありません)」と「塩ラスク」を買ったのですが、全部美味しかった!これほんと!
通販で買いたいっと思ったんですが、通販はやってないそうなんです…残念。なので、石見銀山遺跡に行ったら、ぜひヒダカのパンを食べてみてください。
ここでしか食べられません。
見てください、このブレッツェルの美味しそうなお姿!
表面の照りがドイツのソーセージのよう。パリッと弾けてクリーム色の中身が見えています。食欲そそりますね。
食感は外側パリッ、中身しっとりで、外観そのままです。
味は素朴な小麦粉の味なんですが、表面にまぶしてある岩塩?との相性がピッタリ。シンプルイズベストとはこのことです。
キャベツと大山ベーコンのパンも美味しかった!ソースなしのお好み焼きっぽい味。
ベーコンの塩味(この塩がいい働きしてる)と、シャキシャキとしたキャベツの歯ごたえ。
食感良し、味よし、言うことなし。
塩ラスクも、ナッツ本来の歯ごたえと味が楽しめて美味しかったです。
帰りのバス内で完食してしまいました。
私、ラスクって甘いもんだと思ってたんですが、ポテトチップスのような塩味メインのラスクもあるんですね。知らなかった。
ヒダカのパン、最高。ごちそうさまでした。
日本の世界遺産「石見銀山遺跡」へのツアー・ホテル予約
▽石見銀山遺跡の「龍源寺間歩(銀山坑道)」の旅行記は、以下の記事で紹介しています。
-
-
【日本の世界遺産】島根県の石見銀山遺跡に一人旅してきた!/龍源寺間歩(銀山坑道)編
島根県の世界遺産の一つ、石見銀山遺跡に行ってき… っと、その前に。 石見銀山遺跡って、他の日本の世界遺産と違って、「銀が発掘できた坑道と周辺の町並みがまるごと世界遺産に登録 ...
▽世界遺産ツアーのある旅行会社については、以下の記事で紹介してます。
-
-
おすすめ世界遺産ツアー旅行会社まとめ(目的別で比較)
世界遺産へ旅行するなら、ツアーを申し込むのが一番簡単です。 特に住んでいるところから遠い地域にある世界遺産に行く場合は、現地情報がないでしょ? 観光しようにも、どこに世界遺産があるのか?本当に世界遺産 ...
▽日本の全ての世界遺産については、以下の記事で紹介しています。
-
-
日本の世界遺産リスト
Photo credit: vicjuan on Visual Hunt / CC BY-NC 日本の世界遺産を都道府県別にまとめています。 現在(2020/02/07時点)、日本には23ヶ所の世界遺 ...
▷日本の世界遺産に旅行するブログ|世界遺産へ一人旅 TOPページはこちら