東京の世界遺産「国立西洋美術館」に一人旅してきました。
東京近辺に住んでる人にとっては、「世界遺産」感が少ない建物かもしれませんね。
というのも、JR上野駅のすぐ近くにあっていつでも行ける上に、今でも現役でガンガン使われているからです。
どういうことかといいますと、たとえば法隆寺や金閣寺などは、老朽化している建物を丁寧に扱って保存し続けていますよね?
でも、国立西洋美術館の場合、そういった感じはありません。美術館として現役で使用されています。特に古びた感じもありません。
「じゃぁ、なんで世界遺産に登録されたわけ?東京まで行って見る価値あるの?」
っという疑問が出てくると思いますが、まぁその点含めて本記事を読んで頂ければ納得して頂けるかなと思います。
もくじ
国立西洋美術館について

国立西洋美術館(ル・コルビュジエ 作)
世界遺産の登録対象 | 国立西洋美術館 |
世界遺産に登録された年 | 2016年 |
世界遺産の種類 | 文化遺産 |
場所(都道府県) | 東京都 |
最寄り駅(JR) | 上野駅 |
国立西洋美術館への行き方
国立西洋美術館へは、JR上野駅から歩いていけます。
地方から国立西洋美術館に観光しに来る場合は、一旦 新幹線でJR東京駅まで行き、そこから山手線の上野・池袋方面(内回り)の電車に乗ればOK。
約7分前後でJR上野駅につきます(東京駅〜上野駅までは4駅)。
国立西洋美術館に旅行してきた感想
国立西洋美術館はアクセス便利!迷うことなし
国立西洋美術館は、JR上野駅のすぐ近くにあるので迷うことなく行けます。
JR上野駅の公園口の真ん前にある…
東京文化会館を向かって右側に歩いていくと…
見えてきましたね。
上写真右側にある長方形の建物がそれです。
正面から見るとこんな感じ。
こちらが「国立西洋美術館」になります。
建物は地味…。でも彫刻はなんだか凄そう
正直、国立西洋美術館の建物自体は地味なんですよね…。
金閣寺のようなゴージャス感はありません。奈良の東大寺や法隆寺のような荘厳な感じも…あんまりないかな。
モダンといえば聞こえは良いですが、「おおっ!世界遺産!」って衝撃をうけることはないですね。正直、今やこういう外観の建物を見る機会は多いですし、感動度合いは少ないです。
でも…
こういうの手前に立っている彫刻群は凄いかも。
誰もが一度は教科書で見たことがあるであろうロダン作「考える人」の彫刻がありました。(でも、これレプリカなのでは?)
弓を引く人物の彫刻や…
「地獄の門」の彫刻もあったり。
国立西洋美術館そのものより、どちらかというと手前に設置してある彫刻のほうが見栄えはするかもしれません。
国立西洋美術館の内部は、まるで貝殻。永遠に続くかのようなトリッキーな作り
国立西洋美術館の手前の彫刻ばっかり見ていてもつまらないですからね。とりあえず中に入ってみましょう。
国立西洋美術館には無料で入ることはできません。国立西洋美術館に展示してある美術作品を見るためのチケットを購入すれば、国立西洋美術館内部を散策できます。
ということで…
さっそくチケット購入。500円也。
受付のお姉さんに半券をわたして、内部に潜入。
おお。開放感のある吹き抜けのフロア。
1959年に建てられたことを考えると先進的な作りですね。
2階に上がる階段はこんな感じ。
建物の中にいるのに、公園にいるかのような…というのは言い過ぎか。
2階に上がると、細長い廊下の壁に沿って、美術品が展示してあります。
これらの美術作品は、国立西洋美術館に来ればいつでも見ることが出来ます。いわゆる常設展ですね。しかも、写真撮影OKなのが素晴らしい!太っ腹!
アートに詳しいわけではないですが、いくつか気になる作品を撮影してきましたので、別記事にて紹介しますね。
本記事は、とりあえず国立西洋美術館がどんな建物かをお伝えするのに集中します。
さてさて、廊下をトコトコ歩いて右に曲がると…
また数々の美術品が設置してある廊下が出現。
更にトコトコ歩いて右に曲がると…
え…?(既視感)
みたいな感じで、国立西洋美術館ってぐるぐると渦を巻いて永遠と廊下が続いていくような作りになってるんですよ。
というのも、そもそも国立西洋美術館は「無限成長美術館」という構想のもとに建てられていて、四角い螺旋状の展示回廊が特徴の一つになっているそうです。
建物の外観と内部の広さが釣り合っていない不思議さ。ル・コルビュジエが建てた美術館のなかでも、完成度の高いものの一つと言われているのも納得です。
だって、このぐるぐる回廊に加えて…
こんなに天井の高いビッグフロアがまだありますからね。
それも一つではなく…
沢山あります。
まだまだあります…
写真撮影不可ゾーンも加えると、まだある…。
どんだけ広いねん。
外から見ると、ただの長方形の箱の様な建物でしたが、内側はまるで別世界。外側から想像し難い作りになってます。
国立西洋美術館は地方からでも見に行くべき?
国立西洋美術館…おもしろい作りの建物だとは言うものの、わざわざ地方から東京に出てきてまで見る価値があるかといえば…
「無い」でしょうね(正直に言っておきます)。
国立西洋美術館は、建物自体のインパクトや貴重さで世界遺産認定されたというより、国立西洋美術館を建てたル・コルビュジエ氏(近代建築の父)が凄いので世界遺産認定された感があります。
ですので、建物を見てもそれほど感動はありません。建築士の方など、建物関係の仕事をしている方であれば別ですけどね。
まぁでも、国立西洋美術館に展示してある絵画や彫刻を楽しむという、知的な大人のデートスポットには最適かもしれません。
国立西洋美術館に展示してある美術作品については、別記事にて紹介していますので、興味のある方は参考にしてみてください。
日本の世界遺産「国立西洋美術館」へのツアー・ホテル予約
▽世界遺産ツアーのある旅行会社については、以下の記事で紹介してます。
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